はじめに | |||
昆虫をマクロ撮影する場合の三脚として、従来はベルボンのLight D25-Dという小型三脚を使ってきたのだが、もっと低い位置から撮りたいときにはスリックのプロミニを併用するようにしてきた。 しかし、撮影中に三脚を取り替えることはかなりわずらわしく、また被写体が生き物だけに時間を掛けられないケースも多々あるため、2つの三脚の守備範囲をカバーできる三脚として、スリックのトラベルスプリントを購入した。 |
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特徴(長所) |
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・塗装色は、シャンペンゴールド、シルバーメタリック、ガンメタリックの三色から選べ、今回はガンメタリック色を購入したが、ハンマートーン仕上げと相まって、安っぽさは感じられない。 ・伸縮はレバーロック式で、簡単かつ確実にロックできる。 ・重量は740g、収納時には全長360mmと軽量コンパクト。 ・各脚の開脚角度が三段階に調節可能でローポジションに対応し、ねじ込み式のセンターポールを取り外すと雲台高さ142mmまで下げられる。 ・石突はゴム脚とスパイクが切り替えられる。
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特徴(短所) |
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・センターポールを外した状態では、最大高さが900mmと少々物足りない。 ・脚を開くと開脚位置固定用のレバーが押さえられ、動かしづらくなる。 ・付属の自由雲台は小さすぎるため、固定レバーの操作がしづらい。 |
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まとめ |
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・少々気になる点はあるものの、当初の目的は達成できている製品だと思われる。 ・見た目よりは剛性があるものの、最大伸長時はやはりたわみが出るが、このクラスの三脚では止むを得ない。 |
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拡張 | |||
・かなりのローポジションに対応できる三脚ではあるが、よりフレキシブルに使えるよう、自由雲台(スリック 2110)を2基追加する。 ・瞬時に手持ち撮影に切り替えられるよう、クイックシュー(ハクバ クイックシューS)を併用する。 |
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超ローポジション |
真下を撮影 |
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木に押し付けて撮影 |
不整地に対応 |