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 撮影記録 

 

2005年7月

 

 

2005.7.23(土)矢田丘陵遊歩道

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

カネタタキ幼虫

 

薄暗い林の中でコオロギに似た昆虫を見つけた。

調べてみると、どうやらカネタタキの幼虫らしい。

カネタタキは名前の通り、「チン、チン、チン、チン、」と小さな鐘をたたくような声で連続して鳴く。

今まで声だけは何度か聞いたことがあったのだが、その姿は見たことがなかった。

翅が生えていないので幼虫と判断したが、雌は成虫になっても翅が生えず、雄の翅も非常に小さいものらしい。

この個体は産卵管が無いから雄なのだが、もし雌だったら幼虫と成虫の判断が難しいところだった。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

ヒメジュウジナガカメムシ

 

以前見たのは3年前の春だったが、その後まったく見つけることが出来ず、今回久しぶりに見ることが出来た。

前回見たときはタンポポの花に群れていたのだが、今回は一匹だけだった。

ネットで検索していると花にいる写真をよく見かけたので、花の蜜などを吸うことがあるのかもしれない。

そういえば、写真の個体も手足に花粉が付いているように見える。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

クルマバッタモドキ

 

今までクルマバッタモドキは幼虫しか見たことが無かったのだが、今回ようやく成虫の姿を見ることが出来た。

また、模様は幼虫のものとほとんど変わっていなかったので、すぐにクルマバッタモドキの成虫だと判断できた。

そばには雌と思われる個体もいたのだが、これが非常に大きい。

バッタは雄よりも雌のほうが大きいのが普通だが、このとき見た雌は雄の2倍近くの大きさがあり、本当に同種だったのか疑わしいほどだ。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

ジガバチ

 

 狩猟蜂というとむずかしく聞こえるが、ジガバチを知らない人はあるまい。青虫をひきずってゆくのはむろん雌だ。穴を掘るときはジイジイと翅を鳴らす。昔の人はこれを「似我、似我」と聞き取った。青虫を地中に埋めて「おのれに似よ」と呪文をとなえると、青虫は蜂に変ずるのだと思っていた。もとより青虫には彼女の卵がうみつけられ、かえった幼虫は麻酔されて動けぬ青虫を食べて大きくなるのだ。

 

北 杜夫 著 「どくとるマンボウ昆虫記」

蜂の生活≠謔阡イ粋

 

この一節が非常に好きだ。

呪文の力で青虫をハチの姿に変えるという発想が面白い。

 

 

2005.7.20(水)矢田丘陵遊歩道

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

ハゴロモ2種

 

道の脇の草むらに、ハゴロモが何匹かいるのを見つけた。

ハゴロモはヨコバイやウンカの仲間で、植物の汁を吸って生きている。

左の写真は、上段がベッコウハゴロモの成虫(左)とその幼虫(右)で、下段がアオバハゴロモの成虫(左)とその幼虫(右)だ。

幼虫はどちらも奇妙な姿をしていて、ベッコウハゴロモの幼虫は背中に毛の束を背負っており、アオバハゴロモの幼虫は全身が綿毛に覆われ、周りの植物まで綿だらけにしている。

なぜこんな姿をしているかは不明。

ベッコウハゴロモは単独でいることが多いようだが、アオバハゴロモは成虫、幼虫ともに何匹かで群れを作っている姿をよく見かける。

また、みな共通して跳躍力に優れ、危険を感じると、すぐに跳んで逃げてしまう。

 

 

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IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

アシグロツユムシ幼虫

 

ツユムシの幼虫は何回か見たことがあったが、アシグロツユムシの幼虫を見たのは今回が初めてだった。

以前見つけてアシグロツユムシだと思っていた幼虫は、普通のツユムシだったようだ。

体形にはほとんど違いが無いように見えるが、こちらのほうが体色に黒い部分が多い。

また、触角に部分的に白いオビが入っているところも違う。

ツユムシの仲間はキリギリス科の昆虫だが、他の昆虫を捕食したりせず、草の葉を食べて生きているとのこと。

そのためか、少し顔がおとなしめに見える。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

ササキリ幼虫

 

こちらは、成虫は見たことがあったが、幼虫は初対面のササキリ。

成虫になると体色は緑色になるが、幼虫の間はこんな色をしている。

ササキリには何種類かいるが、幼虫が黒い色をしているのは本種だけなのが不思議だ。

緑色の葉っぱの上にいるとけっこう目立ってしまい、外敵に襲われやすくなると思うのだが、何故こんな色をしているのだろう?

それにしても、成虫同様、黒い目が非常に愛らしい。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

クサカゲロウ幼虫

 

葉っぱの上にゴミのようなものがくっついていた。

昆虫を探す目でいると、どうしてもそういうものが気になってしまう。

しかし大抵の場合、期待に反して単なるゴミだったりするのだが、今回は違っていて、それを背負って歩くものがいた。

知識だけでは知っていた、クサカゲロウの幼虫のようだ。

同じ仲間のウスバカゲロウの幼虫はアリジゴクとして有名だが、背負ったゴミの下の姿は、確かにアリジゴクによく似ている。

クサカゲロウには何種類かの仲間がいて、それらの幼虫はみな肉食であり、葉っぱの上で他の昆虫を捕らえて体液を吸ってしまう。

中には、食べ終えた昆虫の死骸やゴミを背中に乗せ、カモフラージュに使う種類のものがいて、それがこの写真の幼虫のようだ。

IXY DIGITAL 50

 

甲虫4種

 

写真は左上から時計回りに、

 

・アカハナカミキリ

初めて見るカミキリムシだが普通種で、今日は何匹も見かけた。

 

・アオドウガネ

これは家の周りでもよく見かける。

 

・コハンミョウ

普通のハンミョウに混じって一匹だけいた小さくて地味なハンミョウ。

 

・ベッコウヒラタシデムシ

道端のキノコに群がっていた。

 

 

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2005.7.17(日)自宅庭

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ヒメカメノコテントウ

 

体長4〜5mmほどと小さめのテントウムシ。

アジサイの葉の上でじっとしているところを撮影。

「ヒメ」と付かないカメノコテントウは日本最大級のテントウムシで、体長が12mmほどにもなるというが、残念ながらまだ見たことが無い。

背中の模様が亀の甲羅に似ていることからこの名前が付いたらしいのだが、なんとなく納得がいかない。

しかし、他のテントウムシ類と同じように、模様には変異が多いらしいので、中には亀に似たものもいるのだろう。

 

 

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

マダラスズ

 

夜になると庭の主役になるマダラスズ。

体長8mmほどの小さなコオロギの仲間で、「リー、リー」と細い声でさかんに鳴いているが、写真は残念ながら鳴かない雌の方だ。

実に単調な鳴き方なのだが、すぐそばで虫の鳴き声が聞こえるのは、なかなかいいものだなと思う。

12月頃まで鳴き続けるらしいが、秋になれば他の虫の声に紛れて聞こえなくなってしまうかもしれない。

名前の由来は、斑色の鈴虫なのだろう。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

エンマコオロギ幼虫

 

もう一種類、コオロギの仲間を見つけたが、こちらは黒い体に白い帯が目立つエンマコオロギの幼虫だ。

さすがは日本最大のエンマコオロギだけあって、まだ翅も生えていない幼虫なのに、前述のマダラスズよりも大きい。

エンマコオロギは、顔が閻魔大王に似ていることからその名が付いたらしいが、顔に似合わず非常に美しい声で鳴く。

その声は秋の深まりさえ感じさせる哀愁を帯びた音色だ。

 

 

2005.7.16(土)自宅庭

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

クロアゲハ幼虫

 

先週、庭のキンカンの木に一匹のアゲハ幼虫がいるのを見つけたのだが、てっきりナミアゲハの幼虫だと思っていた(写真左)。

ところが、今日もう一度見てみると終齢幼虫になっていたのだが、それはナミアゲハではなく、クロアゲハの幼虫だった(写真右)。

黒い色の若齢幼虫のときには、間違った同定をしていたのだ。

若齢幼虫は、どちらも写真のように鳥のフンに擬態した姿をしているが、クロアゲハのほうが少し白っぽいようだ。

緑色の終齢幼虫になると、体の帯の色などが違うが、敵を威嚇するときに出すツノの色も違うとのこと。

このクロアゲハのツノ(肉角というらしい)は赤色だったが、ナミアゲハはオレンジ色だとか。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

シオヤアブ

 

庭に出るとブンブンと大きな羽音が聞こえたので、ハチかと思って身構えたのだが、カイドウの木にとまったそれはシオヤアブだった。

シオヤアブはムシヒキアブの仲間で、他の昆虫を捕食するのだが、人間には危害を加えない。

しかし羽音は大きいし、その体もけっこう大きいので、無害とは分かっているものの、こっちに飛んでこられると、やはりひるんでしまう。

アブには人間や家畜の血を吸うものもいるが、ムシヒキアブの仲間は色々な害虫も食べるので、人間にとっては益虫扱いだとか。

 

 

2005.7.9(土)自宅庭

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

ハラビロカマキリ幼虫

 

夜、玄関の明かりに照らされた外壁にたくさんの虫が集まってくるが、それを餌にしようとやってくる者も存在する。

ヤモリがその代表なのだが、昨晩はこのハラビロカマキリの幼虫を見つけた。

夜間なのであまりきれいな写真が撮れず、昨夜はあきらめたのだが、今朝見るとまだいたので、今度はちゃんと撮ることができた。

ハラビロカマキリは、オオカマキリなどと比べると多少寸胴なイメージがあり、外敵に襲われると腹部を反り返らせて威嚇する。

この幼虫にも同様の特徴が現れていたので、すぐにハラビロカマキリだと分かった。

しかし、今まで家の周辺ではハラビロカマキリを見かけたことが無く、どこからやってきたのか不思議だ。

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

クルマバッタモドキ幼虫

 

庭ではトノサマバッタやツチイナゴなどのバッタを見かけることがよくあったが、先日見たバッタの幼虫は初めて見る模様をしていた。

ネットで調べると、どうやらクルマバッタモドキの幼虫らしい。

背中(胸部)に特徴的な模様があり、上から見るとX≠フ字に見えるとのこと。

確かにそう言われればそう見える。

様々な昆虫の幼虫を見かけるものの、いまだに庭で成虫の姿を見たことがない昆虫も多いので、この幼虫にはぜひ立派に成長して欲しい。

 

 

2005.7.4(月)自宅

IXY DIGITAL 50+ルーペ

 

セマダラコガネ

 

本格的な雨模様が続いていることも手伝って、最近なかなか撮影に出掛けられなくている。

自動的に写真日記の更新も滞りがちになるのだが、あまりにも間隔が開きすぎてしまったので、打開策として家の網戸に飛来する昆虫を探してみる。

今日も雨が降っているので収穫は望めないかと思っていたのだが、写真のセマダラコガネを見つけることができた。

IXY50にルーペを付けているので、レンズ先端から被写体まではおよそ50o程度。

その距離からフラッシュを使って撮ったのでテカリが出てしまった。

 

 

 

 

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