はじめに | |
・C-2100UZが使用不能になった後、中古のC-770UZを一年あまり使用してきたが、画質についてはあまり不満は無いものの、動作の遅さがかなり気になるようになり、現行の機種への買い替えを決める。 ・機種選択に際し、動作の速さ(起動、再生等)、操作性の良さ(コマンドダイヤル、手動ズーム等)、フリーアングルモニター搭載、などを選択ポイントとし、パナソニックのFZ50を購入することにした。 ・よく比較対象とされるフジのS9100については、単三電池仕様であること、レンズの望遠側スペックが物足りないこと、ズーム時にレンズ全長が変化すること、再生が遅いことなどから落選とした。 |
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概要 |
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・手ブレ補正+全域F2.8の12倍ズームレンズ搭載して話題となったFZ1から続くパナソニックの高倍率ズーム機の現行機種であり、現在は小型のFZ8とハイエンドのFZ50の2系統に別れている。 ・FZ50は前機種FZ30のマイナーチェンジ的な機種であり、FZ30からは手動ズームリングとフリーアングルモニターを装備しているが、残念ながらテレ端の開放F値はF3.7に落ちている。 ・撮像素子は1/1.8型の1,000万画素、レンズは35〜420mm(f2.8〜3.7)、背面モニターは2.0型(20.7万画素)。 |
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詳細 |
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外観 |
・見た目ははそれほど高級感があるわけではないが、個人的には特に安っぽさも感じない。 ・小型一眼レフクラスの大柄のボディは見た目ほど重くなく、ホールドはしやすい。 |
動作 |
・起動が速いので電源を頻繁に入り切りしてもストレスが無く、自分の使い方だとバッテリー1つで500ショットは撮れる。 ・AF速度も、一眼レフとは比べられないが、設定を変えればそこそこ速い。 |
操作性 |
・メインスイッチ、およびマクロモードへの切り替えがスライドスイッチなのは、視覚的にも確認しやすくて良い。 ・FUNCTIONボタンで開くメニュー画面は、AFや露出のモードが素早く切り替えられて使いやすい。 ・MFモードでピントリングを回すと自動的にファインダー中央部が拡大表示され、ピントを合わせやすくなる。 ・フリーアングルモニターは、ローポジション撮影時にとても便利。 ・手動ズームは瞬時に画角が変えられて便利なのだが、三脚を操作しながらだと手がもう1本欲しくなる。 ・コマンドダイヤルが2つ付いていて、露出と露出補正がダイレクトに操作できるのが良いが、位置的に操作しづらく、出っ張りの寸法ももう少し欲しい。 ・セルフタイマーは2秒タイマーが設定できるが、レリーズごとに解除されるのが不便。 |
画質 |
・1,000万画素もあると、かなりトリミングしても、そこそこ見られる画像が得られる。 ・暗部のノイズは多く、ボケ方もきれいではないが、リサイズすればそれほど気にならない。 |
その他 |
・背面モニターの見え具合は良好だが、2.0型なので物足りず、少し開きにくい。 ・リモコンはワイヤード仕様しかなく、使用時はハッチが開きっぱなしになり、持ち歩きに不便。 ・テレ端での最短撮影距離が2mなので、せめて半分にして欲しい。 |
まとめ |
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まだあまり使い込んでいないが、とても操作性が良く、使いやすいカメラだと感じた。 動作が速いことが大きな要因だが、メニュー画面での操作がシンプルなことも関係していると思われる. ただ、画質に関してはあまり好みではなく、ノイズの出方が気になることが多々あるが、自分は画像をリサイズして使うことが多いので、あまり気にしなくても良いと思っている。 |
便利なフリーアングルモニター